アルバム『REBOOT』感想

2年ぶりに発売された、待ちに待ったジミーサムPのアルバム『REBOOT』。1年以上の間の空白を一気に埋めたこのアルバムは、表題の通り『REBOOT』でした。『RESTART』ではありません。原点に戻りスタートを切るのではなく、今までの音楽性を再構築・再起動し、ジミーらしさを残しながらも新しいジミーを見事に表現しています。おっさんから言わせてもらうと、これは『Led Zeppelin III』だなと。今までの評価されていた音楽性を変えても理想とする音楽を展開した伝説のバンドと同じような錯覚を、アルバムを聴いて感じました。オープニングの『新世界セッション』はアルバムを聴くにあった手の期待感を増幅させ、尚且つ『BEAT!』を彷彿とさせる（私だけか？）セッションが心地いい。『PYX』というジミーサウンドもあれば、『サンセット』のようなボサノバ調の曲をしれっとこなし、『夢幻放射』でジミ君がPOPに歌い・・・と各曲、ジミーが再出発をしていることを超え高らかに宣言しています。2000円でこの世界を体感できるのならかなり安いと思います。いろいろな人に聴いてほしいアルバムです。おススメしますＹＯ！

あ、ちなみに、ＴＳＵＴＡＹＡの特典ＣＤは金を取って良いレベルでした。